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「ゲイが怖くてたまらない」はてなブロガーのあなたへ

「身近な知り合いにホモがいたら怖くてたまらない」と書いていたはてなブロガーのあなたへ 

この記事を読んだのは一週間以上前、ちょうど俳優のニュースが世間を騒がせていたころだった。 めちゃくちゃ大雑把にまとめると(本当にめちゃくちゃ大雑把なまとめ方です)、「自分が属するコミュニティのなかに『ホモ』がいたら怖い」という思いで書かれているようだった。

別にそういう人もいるだろうし直接言われたわけじゃないしスルーすればいいんだろうな~と思ったけど、ちゃっかりブログのネタにします。反論ってほどでもないけどいろいろ考えたので。

こういう意見を読んだのははじめてではなくて、内容に関して特に驚きはなかったが、それよりも「ホモ」以外について書かれたその人のブログは本当にはてなブログにわりとよくいるタイプのフツーの人」という感じの文章だったので、かえって「ホモの記事」が印象に残ってしまった。

補足:「フツーの人 」と簡単に言いきってしまうとカテゴライズすることの暴力性があるし、「普通とはなんぞや」という大きなテーマの沼に入り込んでしまうが、ここでは「よく見る文体の人」ぐらいに思っておいてほしい。

 

あえてリンクは貼らないけど「空想のホモと現実のゲイ」って検索すると出てくる。この記事を読んでから思ったことをまとめたかったけれど何日も書いては消し、書いては消していてなかなか筆...ではなく文字入力が進まなかった。作りたての弱小ブログなのであんまり誰も読んでないでしょ、と言ってしまえばそれまでなのだが。個人的に気になるトピックで、できるだけ言葉を選んで話したいのでこのエントリを公開してからも細かいところを直したりしそう。  

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そのブログにはゲイに関して書いた記事が3つぐらいあったけれど、要点はこうだった。

①ゲイに犯されたり性欲を抱かれたら怖い

②彼らのように自分の性的指向を見せびらかすバイタリティは自分にはなく、やめたほうがいい

LGBTを受け入れる社会とはノンケがゲイになる社会(?)

④社会の中で彼らとどう妥協していったらいいのか

   1. ゲイに犯されたり性欲を抱かれるのが怖い

自分と同程度の身体能力を持つ人が、もしかしたら襲ってくるかもしれないが、性的指向は見た目から区別できないので危険が判断しづらい、という思考から来る恐怖かしら。

大真面目な話、相手の属バックグラウンドがなんであれ本当に襲われたら性犯罪です。男性でも女性でも性犯罪に遭うことはつらい経験です。性犯罪に被害に遭うのは女性だけだと思われがちですが、男性も被害に遭うことがあります。性犯罪の被害を訴えることはなんら恥ずかしいことではありません。

本当に被害に遭ったり、遭いそうになった場合ね。そうでないなら、「ゲイ」への恐怖と「合意のない性行為(未遂)」への恐怖を混同しているのでは...

2. 彼らのように自分の性的指向を見せびらかすバイタリティは自分にはない

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記事を読むと、これは「プライドパレード」を指しているらしい。わたしが知ってるのは東京と関西で定期開催、ほかに北海道・京都・愛知・沖縄でも過去に開催されたみたいです。年に一度の祭りみたいなものなので遭遇頻度はそれほど高くないと思うのですが。日本にははだか祭、かなまら祭など一風変わった祭りがたくさんありますよね。プライドパレードもいうなれば、祭りなんで許してください。この通り。

 

3. LGBTを受け入れる社会とはノンケがゲイになる社会(?)

うーん。私の生きている社会は「異性愛が基本想定」の世界ですが知り合いのおレズたちは男に恋してません。だれを愛するかはあなた次第だし、わたし次第で、そんなに人の恋愛スタイルまで変える力はお互いにないんじゃないかなあ。

恋愛に関しては誰もが流動的だと思っているので属性に関わらず気が向いた人を愛せばいいと思います。物理的に受け入れる(メタファー)ところまで行かなくてもいいと思います。

4. 社会の中で彼らとどう妥協していったらいいか

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基本的には息してるだけなんで恐れるに足りません。(上の写真は息してるイメージ画像)ときどきこういう屁理屈っぽいブログを書いたりもしますが...。「彼らが存在するという現実は受け入れがたいけどどう自分の気持ちをなだめていったらいいか」という気持ちもあるかもしれませんが、2016年になっていきなり増えたわけじゃなくて、ずっと前から居て、それでもなにも恐れるようなことは起こってないですよね?「ゲイさん」「レズビアンさん」「LGBTさん」ではなくてひとりの人間なんで、徒党をなしてあなたの家に生卵投げにいったりするわけじゃないんです。(いまどき生卵投げる人はいないか...)

 

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ひとつの属性が自分のアイデンティティになってしまうことの危険さは常にあります。「異性愛者である私」「アニオタである私」「女子大生である私」これはアイデンティティになりやすいけれど、「AB型である私」「左利きである私」こういうのはあんまりアイデンティティになりにくいですよね。「異性愛者」「同性愛者」の大きなくくりじゃなくて、あなたとわたしで話がしたい。私たちはみなひとりで、ゲイもレズも「インターネット面白素材」じゃなくて生活している人だから。

 

おまけ

人の属性を分けることのいい加減さと、それでも分けなければ語れない、そんなジレンマについて語ったコミックエッセイがこちら。小池みきさんと牧村朝子さんという方が書いた『同居人の美少女がレズビアンだった件』という本です。良書なのでよかったら読んでみてくださいね。

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